坂戸ろう学園の活動の様子

令和4年度第62回埼玉県立特別支援学校坂戸ろう学園高等部卒業証書授与式

今年も「チョークピット」の早川美幸さんが、卒業する生徒と一緒に作品を手掛けてくださいました。ありがとうございました!

 

【校長式辞】

本日(中略)、第六十二回埼玉県立特別支援学校坂戸ろう学園高等部卒業証書授与式を挙行できますことに深く感謝申し上げます。

 高等部を卒業する六名の皆さん、卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。今日まで深い愛情でお子様を育んでこられたことに敬意を表するとともに、長年にわたって学校の教育活動にも御理解御協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 卒業生の皆さん、高校生活が始まった三年前の春、どんな入学式だったかよく覚えていると思います。高校生として新しいスタートを切るには本当に不安いっぱいであったことと思います。しかし、あれから三年、今日、このようにたくさんの方々に見守られながら、皆さんが卒業を迎えることができ、校長として本当に喜ばしく思っています。皆さんにとっては我慢することや理不尽に感じることが多々あった三年間だったと思いますが、最後まで先生方を信じてくれた皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 皆さんは、この三年間で、自分の目指すところをしっかり見定めて、これからの道をそれぞれで決めることができました。その中では、皆さんは自分のことや自分のやりたいことをしっかり見つめ続けてきたことと思います。時にはつらいことも悲しいこともあったかもしれませんが、それでもしっかり自分の思いや考えを言葉にして、進路の決定といった大きな壁に立ち向かって乗り越えてきたと思います。そこにはきっと、いつも「自分らしさ」があったと思います。

 このように自分らしく生き、自分をしっかり表現してきた皆さんへ、次に望むことは、新たな人間関係作りです。皆さんは自分の気持ちを整理して周りの人にしっかり伝える経験はたくさんしてきたと思います。そして自分のことをたくさんの人にわかってもらえたと思います。でも、これからは、自分の周りにいる人たちもどんなことを思っているのか、どんなことを考えているのか、ぜひ、そういうことに気づいてあげることができる、受け入れてあげることができる人にもなってください。周りの人のために思いやりや優しさを与えるだけでなく、周りにいる人からの思いやりや優しさにも気づくことができる人になってください。

 先が見えない中で始まった高校生活をしっかり力強く乗り越えてきた皆さんです。どうか自信を持って、たくさんの人と出会い素晴らしい人間関係を作ってください。

 最後に、皆さんの健康とこれからの益々の活躍を心から祈念し、校長の式辞といたします。

 

 令和五年三月十日       埼玉県立特別支援学校坂戸ろう学園

                       校 長  原田 篤